2011年11月22日火曜日

[ASMLIB]EMC PowerPathの場合のお作法_2

[ASMLIB]EMC PowerPathの場合のお作法

書きっ放しでした。
続きを書こう書こうとして滞ってました。

前回の投稿見て設定して、別の問題にはまった人がいたらすみません。
前回の内容だけだとはまります。。


では、気を取り直して。

正確にはマルチパスのお話になりますが、その2

emcpoweraやマルチパスとは次のような状態です。

マルチパス化ソリューションは、冗長な物理パス・コンポーネントを使用することで
フェイルオーバーを提供します。
これらのコンポーネントとして、サーバーとストレージ・サブシステムの間に存在するアダプタ、
ケーブルおよびスイッチなどがあります。
これらのコンポーネントの1つ以上に障害が発生した場合、
アプリケーションは引き続きデータにアクセスできるため、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)、
ホスト・バス・アダプタ、インタフェース・ケーブル、またはマルチポート・ストレージ・アレイ上の
ホスト・ポートでのシングル・ポイント障害はなくなります。

マルチパス化は、オペレーティング・システムのデバイス・ドライバ・レベルで実装される
ソフトウェア・テクノロジです。マルチパス化では疑似デバイスが作成され、
使用可能なすべてのI/Oパスの間でI/O操作を共有し、それらの操作のバランスを取ることが
容易になります。
また、使用可能なすべてのパスにI/O負荷を分散させることで
システムのパフォーマンスも向上します。
その結果、自動フェイルオーバーやフェイルバックによる、
より高いレベルのデータ可用性が提供されます。

出典:Oracle Databaseストレージ管理者ガイド 11gリリース1(11.1)


要は、1つのLUやディスクに対して複数のI/Oパスをボンディングしているような状態。
特定パスが切れても、ディスクへのアクセスを継続できるし、
I/Oパス間でI/O負荷をいい感じにしてくれる。
そのようにしてボンディングされた状態のディスクパスが、
擬似デバイスやらマルチ・ディスクやらと言われる。
emcpoweraもそのひとつ。


はまりポイントになるのは、
OS上では1つのLUやディスクが、複数のデバイス(ディスク)に見えていること。
(LUへのデバイスパス分+擬似デバイスパス)

ASMLIBではもちろん、/dev/emcpoweraという擬似デバイスを指定するのですが、、、


[ASMLIB]EMC PowerPathの場合のお作法_3につづく

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